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LOTハンドメイドルアーで大切にしていること

ハンドメイドルアーのデザインから材料仕入れ、最後のスイミングテストに至るまで完全1人で行うことを大切にしています。いわゆる、人の手をかりないワンマンメイドということです。

なぜワンマンメイドにこだわるのか

自身の想いや設計思想、動き、デザイン、カラーなどのオリジナリティを色濃くルアーに反映させるためです。 たしかに、ルアーを他の方と共同で製作するほうが、作業効率やコストパフォーマンス、得意分野の掛け合わせにより、品質の高いルアーにつながるかもしれません。しかし、製作者が多ければ多いほど、製作フェーズで個々の価値尺度の分散により、自身が目指すオリジナリティが追求されにくくなると思っています。もちろん、私が目指すオリジナリティは、あらゆる評価尺度からみて良いという訳ではありません。黙々と醸成し続けたルアーはビルダーの個性が色濃く反映され、他にはない魅力につながっていくと思っています。

ハンドメイドルアーに抱く理想とは

釣りの現場で、このようなルアーだったら釣れるというインスピレーションの具現化です。つまり、釣りの現場で感じた自身が欲しいルアーというものがハンドメイドルアーの理想です。

理想を具現化するために大切にしていることは

「魚の気持ちになる」ということを大切にしています。もし自身が魚ならどういうルアーに惹かれるのか、騙されて釣られるのかという視点でハンドメイドルアーを製作しています。

汐瀬聡が想う究極のルアーとは

一言でいえば「機能美」を具現化したルアーです。美しいルアーは機能に優れていて、機能に優れているルアーは美しいということです。たとえば、ラブレスナイフや日本刀、宮大工がつくった建物をとってみてもただ美しいだけではありません。そこには、長い年月を経てもなお色あせない本質的な機能が現代まで生き続けています。私はそのような機能美を確立した物づくりがしたいと思っていますし、年月が経ってもなお色褪せることのない機能美を追求したルアーを生み出し続けたいと思っています。

最後にハンドメイドルアーで釣りをする愉しみについて

ハンドメイドルアーを見て触って使うことにより、ルアーが持つ温もりとビルダーの感性を感じながら釣りができると思います。 ハンドメイドルアーは基本的に売れるルアーを作っているわけではありません。ビルダーが持つ釣りへの理想を追求したものが根底にあります。そのため、ビルダーそれぞれがルアー1つ1つに想いを込めて作ることにより、ビルダーの個性がルアーに具現化されていきます。そして、そのようなプロセスで完成されたルアーは、ルアーを手にした方にビルダーの想い(メッセージ)として届きます。そのような想いを感じながら釣りをするということは、ハンドメイドルアーならではの愉しみだと思っています。